ECO日記

動物の専門学校はヤバい…って本当?part①

みなさんこんにちは!元飼育員のふくちゃんです!

 

2023年になって最初のブログテーマは、「動物の専門学校はヤバい…って本当?」について。

動物の専門学校のブログとしては、なかなかインパクトのあるタイトル…笑

 

(このテーマを取り上げてくれた職員さん、勇気があって凄いと思います…!)

 

そもそも、この「動物専門学校はヤバい」というのは、「動物 専門学校」でWeb検索した時に、関連ワードとして表示されるものです。

関連ワードとしても上のほうに表示されるので、多くの方が関心をもって(クリック)していることが分かりますね。

 

そして、そのリンク先には「動物の専門学校はここがヤバい!」という情報がまとめられています。

 

…僕もいくつかのまとめページを読んだことがあるのですが、「なるほど、そこは心配になるよね~」という情報もあれば、「う~ん、それはちょっと違うかも…」という内容が書かれている部分も。

 

(全体的に、動物業界や専門学校に詳しくない方が書いたのかな~…という印象です…。)

 

そこで今回は、「動物専門学校はヤバい」として紹介されている情報について、「実際はどうなの?」という視点で書いていきます!

 

(反論ありき、論破ありきで書くつもりはありません。あくまでも「僕はこう思うよ」「最近はこんな感じだよ」という一つの意見や情報と捉えてもらえると嬉しいです…!)

 

ちなみに、「ヤバい」とされる理由として挙げられているのは、以下の3つ。

●就職先が限られる

●資格が取れない

●動物に特化している割に弱い

 

それでは早速、1つずつ掘り下げていきましょう~!

 

●就職先が限られる は本当?

 

結論から言うと、本当です!

 

…と言っても、以前のブログでも書きましたが、そもそも専門学校は「就職してから実際に使う知識や技術を教わることで、『専門の職業への就職を目指す』のが目的」の学校です。

 

なので、動物業界に関わらず、「専門学校に行ったら就職先が限られる」というのは、ある意味では当たり前のこと。

 

「この仕事に就きたい!」から「その仕事について学べる学校に行こう!」というのが専門学校に進学する大きな理由だと思うので、そもそもそういう学校なんです…というのがひとつの答えかもしれません…!笑

 

(ちなみに、「就職先が限られるよ!」と紹介しているまとめページには、「牧場」「観光牧場」「乗馬クラブ」「ペットショップ」などなど、動物に関わるお仕事の多くが、そもそも就職先として挙げられていないのは残念です…。)

 

それでも、「卒業しても就職先がなかったらどうしよう」「専門学校に行っている途中で夢が変わったらどうしよう」と不安になる気持ちも、とってもよく分かります。

 

ただ、最近では専門学校でも幅広い知識を学ぶことができますし、「動物関係の仕事を辞めることになった場合のセカンドキャリア」すら見据えて、カリキュラムを組んでいる場合もあります。

 

(もちろん、「希望する職業に就いて活躍するための授業」が第一なのは当然ですが…!)

 

その辺りについては、以前にブログで書いたことがあるので、そちらを参考にしてみてくださいね!

 

4年も専門学校に通うってアリ?ナシ?

大学と専門学校…飼育員になるならどっちがいい?

 

 

さて、ひとまず今日はこのあたりで!②と③については、次回をお楽しみに~!

 

それでは!

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで「陸上動物」「動物園・水族館研究」「アニマルヒストリー」の授業を担当しています。