ECO日記

大学と専門学校…飼育員になるならどっちがいい?part①

みなさんこんにちは!元飼育員のふくちゃんです!

 

今回のテーマは、「飼育員になるなら、大学と専門学校のどっちがいい?」です!

前に書いたブログ↓

「動物園の飼育員になるためには…?その方法を元飼育員が解説!」

でも少しふれましたが、そもそも飼育員になるためには、資格や高卒以上の学歴は特に必要ありません。

 

(動物園によっては、募集要項に「動物について学ぶ大学や専門学校を卒業していること」という条件がつくこともありますが…詳しくは前のブログで!)

 

それでも、大学や専門学校で動物やそれ以外のことを学んでおけば、それだけ受験できる動物園が増えたり、採用試験に有利になったりするのは間違いないところ。

 

実際、僕が前に働いていた動物園では、飼育員の3割ほどが大学卒、5割ほどが専門学校卒(偶然ですが全員が福岡ECOか姉妹校の大阪ECO・北海道ECO卒)…という割合でした!

 

ただ、そうなると

 

「じゃあ、飼育員になりたいなら、大学と専門学校どっちを選べばいいの…?」

 

という疑問が浮かんできませんか?

 

そこで今回は、「飼育員を目指すなら」という前提で

 

「そもそも大学と専門学校って何がちがうの?」

「大学で学ぶメリットは?」

「専門学校で学ぶメリットは?」

 

という3つのテーマに分けて、疑問にお答えしていきます!

 

飼育員経験者がこのあたりをしっかり説明した資料はあまり見かけないので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

 

まずは、「そもそも大学と専門学校って何がちがうの?」というところ。

ちがいを理解しておくのは、とっても大切ですからね!

 

始めにそれぞれの「定義(こういうものだよ!という説明)」を調べてみましょう!

 

大学や専門学校などを管轄している、文部科学省のウェブサイトには…

 

【大学】(※「公立大学」の説明から一部抜粋)

 

大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的および応用的能力を発展させることを目的…(以下略)

 

 

【専門学校】(※専門学校を含む「専修学校」の説明から一部抜粋)

 

「職業若(も)しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的とする学校であるとされ、実践的な職業教育、専門的な技術教育を行う教育機関として、多岐にわたる分野でスペシャリストを育成しています。

 

 

…といった説明が書かれていました!

 

ちょっと難しい言葉が並んでいるので、僕なりにかんたんにしてみると…

 

「大学は、教わったり自分で研究したりすることによって、『深く学ぶ』ことが一番の目的。」

「専門学校は、実際に使う専門的な知識や技術を教わることで、『専門の職業への就職をめざす』のが一番の目的。」

 

といった感じでしょうか。

 

微妙な違いにも思えますが、大学は「学び」が中心、専門学校は「仕事」が中心…という風にイメージすると、もっと分かりやすいかもしれませんね!

 

大学と専門学校のそもそものちがい、なんとなくイメージできましたか?

次回は「大学で学ぶメリット」について説明しますよ~!お楽しみに!

 

それでは!

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで「陸上動物」「動物園・水族館研究」「アニマルヒストリー」の授業を担当しています。