ブログ:ECO日記

「4年も専門学校に通うってアリ?ナシ?元飼育員がお答えします!」後編

みなさんこんにちは!元飼育員のふくちゃんです!

 

前回のブログでは、僕が「いまの時代、動物園や水族館で働くなら、専門学校に4年間通うのは大いにアリだよ!」と思っている理由について、

 

①飼育員として働き続けるには、いろいろな知識や技術が必要!

②時代の変化によって、飼育員に求められるスキルが増えている!

 

という2つのテーマで考えをまとめてみました。今回はその続きです。

 

前編をご覧になっていない方は、こちらからぜひどうぞ~!

「4年も専門学校に通うってアリ?ナシ?元飼育員がお答えします」前編

 

 

③動物以外の知識も大切!もしもの「セカンドキャリア選び」にも活きる!

 

3つめは、動物以外の知識も大切だよ~!というお話です!

 

これまで①と②では、動物についての知識やスキルについて紹介してきました。

ただ、実は飼育員の仕事って、「動物以外の知識」もよく使うんです!

 

例えば…

動物の寝室の改造計画を進めるために、パソコンで資料を作る…

体重や体調の変化など、動物の健康観察データを整理する…

ゼロから企画したイベントで、お客さんに楽しみながら動物の魅力を知ってもらう…

遠足にきた小学生向けに、動物と親しみながら学ぶ教育的なプログラムをする…

担当動物のカッコよさや可愛さが伝わる写真を撮る&文章を考えてSNSにアップする…

飼育担当者のグループをまとめ、リーダーシップを発揮して組織を引っ張る…

 

などなど。

 

全てはどこかで動物につながっていますが、パソコンスキル、イベント企画、教育プログラムの立案と実施、SNS運用、組織マネジメントなど、たくさんの知識が必要です。

 

特に最近では、動物園や水族館でもSNSの運用に力を入れてるので、魅力的な写真や動画、短いけど興味をひける文章のつくり方についての知識は、もはや必須とも言えるでしょう。

 

(僕が飼育員になったころに比べると、これも「飼育員に求められるスキルが増えている」ことになりますね。)

 

もちろん、これが全て完璧にできないとダメ!というわけではありませんし、働きながら先輩たちに教わることもたくさんあると思います。

 

それでも、仕事を始める前に必要な知識がある程度身に付いていれば…

 

「え?動物以外にそんな知識がいるの?聞いたこともないんだけど…何から勉強したらいいの…?」

 

とはならず、

 

「あ、それなら知ってる!思い出す&大事なところを少し勉強し直せば大丈夫そう!」

 

というように、心にも余裕ができそうです。

 

 

また、動物以外の知識は「セカンドキャリア(次の仕事)」選びにもとっても役に立ちます。

 

もちろん、飼育員になりたいという夢が叶って、そのままずっと飼育員として働き続ける…というのはとても素敵なことです。

 

それでも、人生は何があるか分かりません。

 

もしかしたら、地元に帰りたくなるかもしれない。

もしかしたら、他にやりたいことと出会うかもしれない。

もしかしたら、新しい夢ができるかもしれない。

 

そんな理由で、次の仕事を探すことになる可能性だってあります。

その時に、パソコンスキルはもちろん、SNS運用や組織マネジメントなどについて学んでいれば、飼育員以外の仕事でも活躍しやすくなるでしょう。

 

「動物園・水族館&テクノロジー専攻(4年制)」や「動物園・動物飼育専攻(3年制)」では、これら「動物以外の知識」についての授業時間が、僕の在学中にくらべて段違いに増えています。

 

これも、時代に合わせた変化と言えそうですね!

 

 

 

…さて、ここまで

 

①飼育員として働き続けるには、いろいろな知識や技術が必要!

②時代の変化によって、飼育員に求められるスキルが増えている!

③動物以外の知識も大切!もしもの「セカンドキャリア選び」にも活きる!

 

という3つのテーマに分けて、僕が「いま飼育員に必要な知識や技術は、2年間じゃ学びきれない」と考えている理由についてまとめてきました。

 

「飼育員になるには、意外といろいろな知識が必要なんだ!そりゃ2年間じゃ足りないかもね!」ということを、少しでもイメージしてもらえれば嬉しいです!

 

もちろん、3年制や4年制のクラスを卒業したら、それだけですべてが完璧に身に付くわけではありません。動物についての知識もすべてをカバーできるわけではありませんし、飼育員という仕事はとても奥が深いので、就職後も学び続けていく必要があります。

 

ただ、あらかじめ知っているか知らないかは、とても大きな差です。

予備知識があれば、より高いレベルで動物を飼うことができますし、必要に応じて学び直す時も苦労しません。浮いた時間は、自分のために使うのもいいでしょう。

 

それが、僕が「いまの時代、動物園や水族館で働くなら、専門学校に4年間通うのは大いにアリだよ!」と考える大きな理由です。

 

長くなりましたが、将来飼育員になりたい!と考えているあなたの、進路選びの参考になれば、とっても嬉しいです!

 

それでは!

 

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで「陸上動物」「動物園・水族館研究」「アニマルヒストリー」の授業を担当しています。