ECO日記

愛玩動物看護師って需要はある?気になる「将来性」も解説!

みなさんこんにちは!元飼育員の講師ふくちゃんです!

 

動物業界では貴重な国家試験として、人気が高まっているお仕事でもある「愛玩動物看護師」。

ペットの健康や飼い主さんの幸せに貢献するお仕事として、憧れている人も多いのではないでしょうか。

 

そんな人たちのために、今日は気になる「愛玩動物看護師の需要と将来性」について解説していきます!

 

「愛玩動物看護師になりたいけど、就職先がないのは嫌だ…」

「せっかくやるんなら、長く活躍できる業界で働きたい…!」

 

と思っている人たちは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

●愛玩動物看護師に需要はある?

 

最初から結論ですが、愛玩動物看護師というお仕事には「需要がある」と言えます!

 

そもそも愛玩動物看護師が国家資格になったのは、日本政府が「国家資格にしたほうが良いな」と判断したからです。

 

その背景には、

●とても多くの動物が「家族の一員」として飼われている

(飼われている犬猫の数は15歳未満の人口より多い約1900万頭)

●飼い主が求める「動物への治療」が高度化・多様化している

 

といった「動物への治療の需要が高まり続けている」という実情や、

●しつけなど飼い主に求められるものが大きくなっている

●動物を使った疾病治療や教育活動などの意義が増している

 

といった「愛玩動物(ペット)についての適切な知識を広められる役割が必要になってきた」という実情がありました。

 

このあたりの事情を解決する方法として、日本政府が決めたのが「愛玩動物看護師の国家資格化」です!

 

「高度な知識と技術を持った人材が獣医師と『チーム』になって獣医療を行う」

「適切な知識を持った人材が飼い主に『飼い方のアドバイス』をする」

 

というのが、愛玩動物看護師に求められる役割というわけですね…!

 

令和5年度に「愛玩動物看護師国家試験」の第1回が行われたばかりであることからも、

 

「愛玩動物看護師というお仕事には需要がある!」

 

と言えるでしょう…!

 

 

●愛玩動物看護師の将来性は?

愛玩動物看護師のお仕事には、「将来性もある」と言えます!

 

それは、愛玩動物看護師の代表的な就職先である動物病院の数が増えているから。

ここ数年の間、国内にある動物病院は1年間に100軒前後増え続けています。当たり前ですが、動物病院は獣医師だけで成り立つわけじゃないので、その分だけ愛玩動物看護師の就職先も増えていると言えるでしょう。

 

飼育されている動物の数が急に激減したり、動物病院や愛玩動物看護師の役割が急になくなったりするとは考えにくいので、まさに

 

「今から伸びる、将来性のあるお仕事」

 

だと言えそうですね!

 

 

 

…さて、今回は「愛玩動物看護師の需要と将来性」について解説してきました!

 

「動物に関わるお仕事がしたい!」という人たちの参考になれば、とてもうれしいです!

 

 

それでは、今日はこのあたりで!

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで動物や動物園についての授業を担当しています。