ECO日記

プロに聞いてみた!①水族館飼育スタッフ編part1

みなさんこんにちは!元飼育員の講師ふくちゃんです!

 

突然ですが、ブログの新シリーズ「プロに聞いてみた!」がスタートします!

 

動物業界で活躍されているプロのみなさんにインタビューをして、色々なことを聞いていこう!というこのシリーズ。

 

「そのお仕事のやりがいは?」「学生時代にはどんなことを学んでおくといい?」など、実際の現場で経験を積んだからこそ分かる部分を、私ふくちゃんがどんどんインタビューしちゃいます!

 

登場するのは、動物看護師やドルフィントレーナーなど、その道で活躍されている「プロ」の方々ばかり…!

実際に福岡ECOで授業をしている先生にも、たくさんご登場いただきます!ぜひお楽しみに!

 

第1回のゲストは、鳥羽水族館で水族館飼育スタッフとして活躍されていた、田中先生です!それではどうぞ!

 

・・・

 

―よろしくお願いします。僕は動物園のことしか分からないので、水族館のことをいろいろと教えてください。

 

田中先生「よろしくお願いします。僕でよければ、いくらでも聞いてください(笑)」

 

―ありがとうございます(笑)。まずは、田中先生の経歴を教えてください。

 

田中先生「僕は福岡ECOの卒業生で、三重県の鳥羽水族館に就職しました。鳥羽水族館にはいろいろな動物がいるんですが、僕は『飼育研究部』の『魚類チーム』というところで9年間働いていました。今は福岡ECOで水族館系の授業と、アクアクラブ(※海水魚などの水生生物を飼育するクラブ活動)の担当をしています」

 

―なるほど。鳥羽水族館では、どんな動物のお世話をしていたんですか?

 

田中先生「実は、魚はあまりやっていなくて(笑)。僕が配属されたチームは、日本産の淡水魚と両生爬虫類、マナティ、カピバラ、ワニなんかを担当していました。それと、スナドリネコというネコの仲間の担当を5年間やりました。」

 

―両生爬虫類にカピバラにスナドリネコ…いわゆる水族館らしい動物たちではないですね(笑)。福岡ECOの在学中に、そのあたりの動物について学ぶ機会はあったんですか?

 

田中先生「そうなんです(笑)。『両生類爬虫類ゼミ』の授業を選択していたので、そのあたりは何とか。でも、カピバラらスナドリネコは初めて接する動物だったので、勉強しながら飼育をする感じでしたね」

 

―そうなんですね。ちなみに、田中先生はどんなきっかけや流れで、鳥羽水族館への就職が決まったんですか?

 

田中先生「僕の場合、在学中に鳥羽水族館でインターンシップをする機会があって、それがきっかけですね。ありがたいことに、職員の方から『ウチで働かない?』と声を掛けていただいて…」

 

―インターンシップでの取り組みが、高評価だったんですね。

 

田中先生「…ありがたいことに(笑)」

 

―素晴らしい(笑)。

 

・・・

 

と、今回はここまで!

実際に専門学校から水族館に就職した方の話だけに、とっても具体的ですね…!

 

次回は水族館のお仕事について、どんどん掘り下げていきますよ~!

 

田中先生の思う「水族館で働くうえで大切な考え方」についてもご紹介しますので、お楽しみに!

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで動物や動物園についての授業のほか、文章表現についてのゼミを担当しています。