ECO日記

プロに聞いてみた!④ペットトリマー編part4

みなさんこんにちは!元飼育員の講師ふくちゃんです!

 

前回に続いて「プロに聞いてみた!」シリーズ第四弾「ペットトリマー編」のpart4をお送りしますよ~!

 

念願のドッグサロンをオープンし、少しずつ経営も軌道に乗り始めた河村さん。ですが、とある事情によって、新しいお客様からのご予約はお断りしているそうです…

 

・・・

 

―Instagramへの投稿や口コミなどで、少しずつお客様が増えていったんですね現在も、新規のお客様から問い合わせが来るんですか?

 

河村さん「実は、今は新規のお客様のご予約はお受けしていないんです…」

 

―えっ、どうしてですか…?

 

河村さん「ありがたいことに、少し前から予約枠がいっぱいな状況が続いているんです…。というのも、ワンちゃんは定期的にトリミングが必要なので、一回限りのご予約…というのが基本的にはないんですよね。なので、すでに来てくれているお客様の次回やその次…など、定期的なご予約をお受けできる分の枠を確保すると、どうしても新規のお客様はお受けできない状況で…」

 

―そういうことですか…!

 

河村さん「そうなんです。なので、初めてご連絡いただいた方には、本当に心苦しいんですが『申し訳ありません…』と状況をお伝えしています…。『見つけてくれてありがとうございます!』『わざわざご連絡いただいてありがとうございます!』と思いながら…。ただその分、物販や美容についてのご相談は、可能な限りお聞きしています」

―なるほど…お一人で経営されていると、どうしても限界がありますよね。

 

河村さん「…ただ、私がやろうと思えば、もう少しならご予約をお受けすることもできるんです。営業時間を延ばしたり、作業を急いだりすれば…」

 

―それでもお断りするのには、どんな理由があるんですか?

 

河村さん「一番の理由は『仕事のクオリティを下げたくない』ということです。私も人間なので、疲れが溜まったり慌てたりすると、どうしてもミスが増えてしまうと思うんですよね。そうすると、ワンちゃんの事故につながるかもしれませんし、飼い主さんにとって良いことではありませんよね。なので、自分の手が届く範囲でやるのが大切だと考えているんです。お客様への連絡や、報告用の写真撮影など、トリミング以外のお仕事も充分にできる範囲に収めるのがベスト。このあたりのことが嫌になってはいけないし、もしも『嫌な作業』と感じてしまうなら、それでお金をもらうべきではないと思っています」

―…ものすごく高いプロ意識ですね…!

 

河村さん「そうなんですかね…?(笑)」

 

―それと同時に、河村さんがペットトリマーというお仕事を心から楽しんでいるんだな…というのが伝わってきます。そこまでお客様とワンちゃんのことを考えられるなんて、とても素敵なことだろ思います。

 

河村さん「ありがとうございます(笑)。…ただ、実は昔、お客様を怒らせてしまったことがあって…」

 

 

・・・

 

と、気になるお話の途中ですが、今回のブログはここまで!

 

…これだけ高いプロ意識を持っている河村さんですが、お客さんを怒らせてしまったことがあるそうです。

ただ、その時の経験が今に活きているんだとか…。

 

お話の続きは、次回をお楽しみに~!

 

 

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで動物や動物園についての授業のほか、文章表現についてのゼミを担当しています。