ECO日記

プロに聞いてみた!③ドッグトレーナー編part5

みなさんこんにちは!元飼育員の講師ふくちゃんです!

 

現役ドッグトレーナーとして活躍されている、石松先生へのインタビューの続きをお送りしますよ~!

 

はたして、石松先生がドッグトレーナーになりたいと思ったきっかけは…?

 

それではどうぞ!

 

・・・

 

―福岡ECOに入学したあと、どうやってドッグトレーナーの道へ進むことになったんですか…?

 

石松先生「実はそれも、とある先生の影響が大きいんです。当時、動物の訓練についての授業をしてくれていた講師の先生が、家庭犬の訓練士だったんですね。私はその先生の考え方や訓練の進め方が大好きで、授業を受けるのが楽しみだったんです。そしたらある日、その先生が『実は独立して、ひとりで家庭犬の訓練をやっていくつもりなんだ』とおっしゃって。それを聞いて、『私、まだまだ先生から教わりたいです! 弟子にしてください!』みたいな感じで…私の他にもう一人、その先生に弟子入りしたいという女の子がいたので、その子と二人で…」

―ええっ!! ということは、卒業後はどこかに就職した…というわけではなく…?

 

石松先生「そうなんです。その先生からも『いやいや、教えるのはいいけど、誰かを雇うつもりじゃないから給料出せないよ!?』と言われたんですが、『バイトしながら通います!教えてください!』みたいな感じで…(笑)」

 

―す、すごい熱意ですね…では、その先生がドッグトレーナーだったので、石松先生もドッグトレーナーになった…ということですか?

 

石松先生「そうですね(笑)。『ドッグトレーナーになりたい!』というより『その先生のもとで学びたい!』という気持ちが強かったので…『師匠』のもとでしばらく学んだあとで、『そろそろ一人でやっていけるだろう』と言ってもらえるようになって、私も家庭犬訓練士として独立して…という流れですね」

 

―人生に大きく影響する出会いだったんですね! それでは、石松先生がワンちゃんをトレーニングする方法は、その「師匠」さんの考え方がベースになっているんですか?

 

石松先生「はい。施設で預かるのではなく、ご自宅に訪問してワンちゃんをトレーニングする…というのも、師匠のもとで学んだやり方ですね。『ドッグトレーナーがいない状態でも、普段の生活の中でもきちんとできるようにしないと意味がないよね』という考え方がベースにあります。それと、トレーニングにおやつを使わない…というのも、師匠の考え方ですね」

 

・・・

 

と、今日はここまで!

 

なんと石松先生、ワンちゃんのトレーニング(人間の指示に従ってもらう練習)に、おやつを使わないそうです…!

 

…動物のトレーニングは、「上手にできたらおやつ!」というやり方が基本(動物に「指示に従えばおやつがもらえるなら、次もやろう!」と思ってもらうのが大事)なので、おやつを使わないトレーニングはとっても難しいんです…!

 

次回は、石松先生がいつもどんな風にワンちゃんのトレーニングをしているか、その高い技術に迫ります!

 

それでは!

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで動物や動物園についての授業のほか、文章表現についてのゼミを担当しています。