ECO日記

プロに聞いてみた!②動物看護師編part4

みなさんこんにちは!元飼育員の講師ふくちゃんです!

 

引き続き、「プロに聞いてみた!」シリーズの第二弾、「動物看護師」の渡邊先生へのインタビューの様子をお送りします!

 

動物看護師さんを束ねるリーダーであり、時には獣医さんを指導することもある立場の渡邊先生。

そんな渡邊先生から、「動物病院に勤める気はなかった」という衝撃の言葉が飛び出します…。

・・・

 

―動物と飼い主さんと獣医さんの架け橋…とても大切なお仕事ですよね。渡邊先生にとって、PAL動物病院グループさんに就職されたことも、とても大きかったように感じます。どんな流れで就職が決まったんですか?

 

渡邊先生「…実は僕、もともとは動物病院に勤める気が無かったんです(笑)」

 

―ええ!?どういうことですか…?

 

渡邊先生「福岡ECOの在学中は、動物看護師にならずに一般企業に就職しようと思っていました。というのも、研修に行ったとある動物病院が、『動物看護師は治療に携わらない』という方針で、学校で学んだことが活かせそうになかったんです。そんな病院ばかりではないんですが、その時の僕は『就職しても学んだことが活かせないなら、動物看護師になる意味がない』と…」

 

―…せっかく学んだことが活かせないのは、辛いですよね。

 

渡邊先生「はい。なので、就職担当の先生にも『一般企業に行きます』と伝えたんです。そしたら『最後にこの動物病院に研修に行ってみてくれ!』『尊敬できる先輩が働いてるから、その仕事ぶりを見てくれ!』と熱心に言われて…オープンキャンパスの時に『これからは男性動物看護師の時代だ!』って勧めてくれた、I先生なんですけど(笑)」

 

―また出ましたね、I先生!(笑)

 

渡邊先生「それで、『そこまで言ってくれるなら、最後に行くだけ行くか』と思って研修に行ったのが、今の勤め先なんです。でも、行ってみると男性の動物看護師がバリバリ活躍していて、その姿を見ていたら『こんな風になりたい!』と思って…。そしたら運よく、『ウチで働かないか』と声をかけてもらえたんです」

 

―…すごいエピソードですね…!それと、渡邊先生の人生のターニングポイントには、必ずI先生が出て来るんですね!(笑)

 

渡邊先生「そうなんです。I先生と出会っていなかったら、僕は絶対動物看護師になっていないので…足を向けて眠れません(笑)」

 

―I先生と、その動物看護師さんと…二人との出会いが、渡邊先生の人生に大きな影響を与えたんですね。

 

渡邊先生「そうですね。そんな経験もしたので、授業をしている学生に対しては『いろいろな動物病院を実際に自分で見て、自分が就職先を選ぶくらいにならないといけないよ』と伝えています」

 

 

・・・

 

と、今回はここまで!

 

…一度は違う道に進もうとしていた渡邊先生だからこそ、学生たちにもその言葉の重みが伝わりますよね…!

 

次回は、渡邊先生が担当している授業のことや、「動物看護師のやりがい」について聞いていますので、お楽しみに~!

 

それでは!

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで動物や動物園についての授業のほか、文章表現についてのゼミを担当しています。