みなさんこんにちは!元飼育員のふくちゃんです!
前回のブログでは、「飼育員になるなら、ペットや家畜のことを知っておくと役に立つよ!」というお話をしました。
今回はpart②として、「飼育員になって役立つ『絵や字、ものづくり(DIY)』のコト」をご紹介します!
はたして、絵やDIYと飼育員にどんな関係が…?
気になる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
これ知っとくといいよ!part②「絵や字、ものづくり(DIY)のコト」
まずは「絵や字のコト」から!
ちょっと意外かもしれませんが、飼育員は絵を描いたり字を書いたりする機会が多いんです。どんなものかと言うと、
動物の魅力を伝えるための、手作り看板…
「子どもが産まれました!」など、最新のできごとを紹介する手書きの説明書き…
さらには、小さなお子さんにも分かりやすいようにイラストを添えた、ワークシート…などなど。
見たことないかも…という人は、動物園に行った時に、ぜひ探してみてください!
もちろん、写真を使ったりパソコンで文字を入力したりすることもありますが、写真では表現できない部分をイラストにしたり、パソコンでは出せない温かみのある文字を手書きしたりすることで、「より分かりやすく」「より親しみやすく」情報を伝えることができるんです。
なので、字を書いたり絵を描いたりするスキルは、とっても役に立ちます!
(僕は絵がとても苦手なので、絵が描ける人にお願いしてばかりでしたが…笑)
次に、「ものづくり(DIY)のコト」について!
これまた意外かもしれませんが、飼育員は日ごろからいろいろなものを自分で作ったり、修理したりしています。
動物が安心して休むことができる巣箱を手づくりしたり…
古くなってきた木製の看板を修理したり…
さらには、年に一度の「企画展(テーマを決めて、動物の魅力などを紹介するイベント)」のために、仕掛けのある展示物(説明書きなど)をつくったり…。
もちろん、DIYの経験ゼロで飼育員になる人もたくさんいるので、「私はそういうの苦手だ~!」という人も、ご安心を。
たいていの動物園には、ものづくりに詳しい飼育員がいるので、イチから教えてもらえるはずですよ!
(中には、飼育員になってからものづくりにハマり、自宅の家具を手づくりするようになっちゃう人も…!)
また、木材を切ったり繋げたりして何かをつくる…のだけがDIYではありません。
手芸をしていれば動物のぬいぐるみを作れたり、ペンキの色塗りが得意なら小屋の塗装がキレイにできたり…と、自分の得意な分野を活かせるのもいいですよね。
なので、DIYのスキルは、どんなものでもとっても役に立ちます!
…と、いうことで、今回は「絵や字、ものづくり(DIY)のコト」を知っとくといいよ!という理由をご紹介しました。
前回ご紹介した「ペットや家畜のコト」と合わせて、何か興味のある内容があれば、自分で調べたり、トライしたりしてみてもいいかもしれませんね!
それでは!
この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん
福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで「陸上動物」「動物園・水族館研究」「アニマルヒストリー」の授業を担当しています。