ECO日記

10月4日は「世界動物の日」!動物たちの現状について考えてみよう

みなさんこんにちは!元飼育員のふくちゃんです!

 

今回のブログは、「世界動物の日」についてです。

いつもより少しカタめなテーマに感じるかもしれませんが、「動物が好き!」というあなたにこそ、ぜひ知っておいてもらいたい日なんです!

聞いたことがない…という人も多いかもしれませんが、毎年10月4日は、「世界動物の日(ワールド・アニマル・デー)」という、世界的な記念日です。

その歴史は古く、今から90年ほど前の1931年に、イタリアのフィレンツェという街で開かれた「国際動物保護会議」にて制定されたそうです。

 

この日には、世界各国でいろいろなイベントや取り組みが行われています。

 

その内容がどんなものかと言うと、

 

「絶滅の危機にある野生動物たちを守ろう!」

「犬や猫の殺処分を減らそう!」

「動物実験で苦しむ動物を減らそう!」

 

などなど、「人間の影響で大変な思いをしている動物たちを守ろう!」といったものが中心です。

動物園はもちろん、野生生物の保全に取り組んでいる団体や、犬や猫の保護施設などが、いろいろな形でこの取り組みに賛同しています。

 

例えば、動物園では、「野生動物がこれだけ減ったよ…こんな取り組みで数が増えているよ…」といった調査内容の紹介パネルを展示したり、お客さんの前でガイドを行ったりして、少しでも多くの人に、関心を持ってもらうためのイベントを開催することも。

 

…私たち人間は、多かれ少なかれ、動物たちの力を借りたり、動物たちの命をもらったりしながら生活しています。動物のおかげで暮らしが豊かになった…というものは、挙げればキリがないほど、たくさんあるんですよね。

 

しかしその陰で、動物たちが苦しんでいるのだとしたら…。

 

動物のことが好きだからこそ、動物たちにはできるだけ、幸せに暮らしてもらいたいですよね。

 

まずは「世界動物の日」と検索して、世界各国や日本でどんな取り組みが行われているか、調べてみる。

 

それから、もしも自分にできそうなことがあれば、勇気を出してアクションしてみる。

 

そして、あなたの身近にいる動物たちや、世界中の動物たちが、今よりも幸せに暮らすためにはどうしたらいいか、少しの時間だけでも、考えてみる…。

 

10月4日は、そんな日にしてみませんか?

 

そして、もしもあなたが、動物に関わる仕事に就きたいと考えているのなら―。

一人でも多くの人に、動物たちが置かれている現状を伝えられるようなプロになってほしい!

 

個人的には、そんなことを考えています。

 

まずは知ることから、一緒にはじめてみませんか?

 

それでは!

 

 

この記事を書いた人…元飼育員講師ふくちゃん

福岡ECOの卒業生。動物園とサファリパークで13年間、飼育員をしていました。好きな動物はフクロテナガザル。担当していた動物は、ゾウ、チンパンジー、キリン、トラなど。現在は福岡ECOで「陸上動物」「動物園・水族館研究」「アニマルヒストリー」の授業を担当しています。