ECO日記

ドルフィントレーナーのお仕事②

こんにちは!

ドルフィントレーナーのお仕事について2回目の今回は「イルカの健康管理」についてお伝えします


イルカのショーやプログラムは、イルカが健康で元気だからこそできるわけです。そのためイルカの体調管理やケアはドルフィントレーナーにとって、とても大切な仕事になります

まずドルフィントレーナーは普段からイルカの様子をしっかり観察することが大切になりますイルカの異常な動きに、いち早く気付いてあげることが必要だからです。なぜならイルカは当然、しゃべることをしません。また動物の習性で体に異変があってもそれを見せようとはしません。自然界では弱みを見せることで外敵に襲われやすくなるからです

だから、トレーナーは普段からイルカの動きをしっかり観察し、ちょっとした異常に「気付いてあげる」必要があるのです

さらにそれだけでは、なかなか内面の異常は発見しにくいので、体温や体重の測定、呼気のチェックや採血、採尿や採便などを定期的におこないます

 

ところで、水中にいるイルカたちの体温をどうやって測るの?血をどうやって採るの?イルカを押さえつけて無理やり行っていては、イルカと人間両方に危険とストレスが発生します

だったらイルカたちに協力してもらえれば、それがお互いにとって一番やりやすい方法ですよね

そのためには、プールサイドでイルカが口を開けたり方向転換したり、トレーナーが測定しやすい姿勢の維持を、イルカが自主的に行動するよう覚えさせるのです。

そうやってイルカに自ら行動させることで、よりストレスなく健康管理ができるよう、普段からトレーニングを行うことも必要となります。

 

水族館によってはイルカの健康測定や管理をイルカショーの合間に行なっているところもあります。ショーの後もプールサイドに残っていれば、その様子を見学できるかも興味をお持ちの方はぜひ注目してみてくださいね