ECO日記

ボルネオ環境保全プロジェクト 特別講義を開催!【野生動物保護・環境保全】

皆さんこんにちは!✨
12月12日(日)オープンキャンパスで
海外で環境保全や野生動物の保護に取り組んでいる先生をゲストにお招きして特別講義を行いました。

今回の特別講義を担当いただいたのは
植物系洗剤の先駆けである「ヤシノミ洗剤」で有名なサラヤ株式会社にて
ヤシノミ洗剤の原料生産地でもあるマレーシア、ボルネオ島の環境保全活動に取り組む中西先生。

世界の自然環境や野生動物の現状は、私たちが知らないことばかり。
地球上の哺乳類のうち、約4%ほどまで減少している野生動物を守るためにはどんなことができるだろう?

中西先生のプロジェクトの現場は、マレーシアにあるボルネオ島。
日本の約2倍ほどの大きさの島に住む動物や昆虫、自然環境などを観察・調査し
生物多様性に溢れるボルネオ島の見学ツアーのガイドなども担当されています。

洗剤だけでなく、私たちの日常に溢れる様々な食品(カップラーメンやアイスクリーム、ポテトチップスなど)の主要な原料となるパーム油は、実は私たちも日常的に消費しているもの。

パーム油はアブラヤシというヤシの実から採れるため、ボルネオ島ではアブラヤシのプランテーションが拡大し、代わりにオランウータンやボルネオゾウなどの野生動物の生息地である熱帯雨林が減少しています。

アブラヤシ農園となった土地を買い戻して分断された熱帯雨林を繋げる「緑の回廊プロジェクト」
農園や川で分断された森に隔離されたオランウータンが他のエリアに移動できるよう、日本の古くなった消防ホースを活用した橋をかける「命の吊橋プロジェクト」といった取り組みを、中西先生が自ら撮影した貴重な写真や映像で紹介してもらったことで
高校生の参加者の皆さんもたくさんの驚きや学びを得ることができました。

こうした環境保全のための取り組みはこれからの未来、ますます重要となっていきます。
環境分野への興味を持つ高校生の皆さんだけでなく、私たちにとっても非常に勉強になりました!✨
中西先生、ありがとうございました!